その境界線は。
高町なのはを全力全開で愛していく。そんな小説を書いてます。
No title...ヴィータver 2007/09/05
「Pray」を聴いて。
二番の歌詞って絶対ヴィータ→なのはだ、と猛烈に感じてしまった西野加奈。
ヴィータは一途です。
短くはありますが、よければ続きよりどうぞ。
No title...
どうすることも出来ない不甲斐無さに歯を食いしばって涙を流すのは一度でいい。
この腕に残る確かな感触。
十年前は同じくらいだった身長、簡単に頭を撫でられるようになった今の彼女の背丈。それが二人の間に流れた年月をなによりも感じさせた。その間にあったいろんな辛苦を伴う出来事は、彼女に言わせればすべて「なんでもない」こと。
『終わってよかったっていえるならそれで良いんだよ』
そんな言葉を、彼女のどの口が言ったのだろう。
いつだって終わってよかったっていえることなんてなかった。
彼女の笑顔に嘘などなかったけれど、かといって真実もなく。後悔を幾重も積み重ねて今がある。それでも、今の自分や生活すべてが後悔に塗れたものだなんて思ってはいない。そんなの誰にだって違うってわかる。
振り返るあいつの顔。不意をつくように見せる微笑。
そうして胸にすとんと落ちてきた何かに混乱していた。
やけに激しい心臓の動き。熱を持つ顔。
そんな自分をいつもあやすように頭を撫でては、優しく名前を呼んでくれた。あいつだけの声色で。誰もが好く少女を、そのときばかりは自分が独占している気になった。それはどんな言葉よりも確かなように信じられたのだ。
あいつのためなら自分の命などどれほどの価値があるというのだろう?
一度は我等がヴォルケンリッターの主、八神はやてに捧げたこの身を、自分は彼女に捧げようとしている。誰よりも気丈で優しくて強い彼女に。
「はやて」
変わらず抱きとめてくれる主が大切じゃなくなったわけじゃない。だけど。
だけど!
もうなのはしか見えなかった。なのは以上に守りたい人なんていなくなってしまった。なのはが守れればそれでよかった。
中途半端は嫌いな自分だ。不忠な心のまま主の元にいることは出来なかった。
「ヴィータはこれより、主はやてに捧げた誓いを――破ります」
はやてに捧げられなくなった誓いを、自分は捧げようとしている。
誰よりも気丈で優しくて強くて。それから。
……それから。
自分が一番守りたいと思う人。それがなのはだった。
圧し掛かる闇夜を振り払うように空を突き抜けた。真紅の衣装は“かつて”の主はやてに頂いたもので構成されている。
嫌いじゃない、大好きだ。大切だ。
それなのに今はもうなのはのことで頭がいっぱいで、どうにかなりそうだった。実際どうにかなってしまっているのかもしれない。
どんな犠牲も厭わない。なのはのためだけに自分は戦う。
管理局?正義?知るかよ。
自分はなのはが笑っていられる世界を作るだけだ。
「ぶち抜けアイゼンッ!」
≪Jawohl≫
今は湧き出して来た軍団を突き抜けるべく鋼鉄の伯爵を振り回す。
なのはを傷つけるものを、例え血に塗れたって、刃が体を貫通したって倒す自分がすべてだ。
そしてその自分の行動の原理はすべてなのはだ。
敵だった人。実力行使をしてまで話をしようとした人。自分の不注意で心身に傷をつけてしまった人。
それから誰よりも何よりも大事な、人。
この世界を覆い尽くさんとする暗闇なんて、薙ぎ払ってやる。
なのはを悲しませるものなんて何一つあっちゃいけないんだ。
世界の誰もが敵になって立ち塞がってきたとしても、自分だけは彼女の元へ。
剣になれずとも、せめて盾に。
だから、お願いだから。
もう泣かないで――。
二番の歌詞って絶対ヴィータ→なのはだ、と猛烈に感じてしまった西野加奈。
ヴィータは一途です。
短くはありますが、よければ続きよりどうぞ。
No title...
どうすることも出来ない不甲斐無さに歯を食いしばって涙を流すのは一度でいい。
この腕に残る確かな感触。
十年前は同じくらいだった身長、簡単に頭を撫でられるようになった今の彼女の背丈。それが二人の間に流れた年月をなによりも感じさせた。その間にあったいろんな辛苦を伴う出来事は、彼女に言わせればすべて「なんでもない」こと。
『終わってよかったっていえるならそれで良いんだよ』
そんな言葉を、彼女のどの口が言ったのだろう。
いつだって終わってよかったっていえることなんてなかった。
彼女の笑顔に嘘などなかったけれど、かといって真実もなく。後悔を幾重も積み重ねて今がある。それでも、今の自分や生活すべてが後悔に塗れたものだなんて思ってはいない。そんなの誰にだって違うってわかる。
振り返るあいつの顔。不意をつくように見せる微笑。
そうして胸にすとんと落ちてきた何かに混乱していた。
やけに激しい心臓の動き。熱を持つ顔。
そんな自分をいつもあやすように頭を撫でては、優しく名前を呼んでくれた。あいつだけの声色で。誰もが好く少女を、そのときばかりは自分が独占している気になった。それはどんな言葉よりも確かなように信じられたのだ。
あいつのためなら自分の命などどれほどの価値があるというのだろう?
一度は我等がヴォルケンリッターの主、八神はやてに捧げたこの身を、自分は彼女に捧げようとしている。誰よりも気丈で優しくて強い彼女に。
「はやて」
変わらず抱きとめてくれる主が大切じゃなくなったわけじゃない。だけど。
だけど!
もうなのはしか見えなかった。なのは以上に守りたい人なんていなくなってしまった。なのはが守れればそれでよかった。
中途半端は嫌いな自分だ。不忠な心のまま主の元にいることは出来なかった。
「ヴィータはこれより、主はやてに捧げた誓いを――破ります」
はやてに捧げられなくなった誓いを、自分は捧げようとしている。
誰よりも気丈で優しくて強くて。それから。
……それから。
自分が一番守りたいと思う人。それがなのはだった。
圧し掛かる闇夜を振り払うように空を突き抜けた。真紅の衣装は“かつて”の主はやてに頂いたもので構成されている。
嫌いじゃない、大好きだ。大切だ。
それなのに今はもうなのはのことで頭がいっぱいで、どうにかなりそうだった。実際どうにかなってしまっているのかもしれない。
どんな犠牲も厭わない。なのはのためだけに自分は戦う。
管理局?正義?知るかよ。
自分はなのはが笑っていられる世界を作るだけだ。
「ぶち抜けアイゼンッ!」
≪Jawohl≫
今は湧き出して来た軍団を突き抜けるべく鋼鉄の伯爵を振り回す。
なのはを傷つけるものを、例え血に塗れたって、刃が体を貫通したって倒す自分がすべてだ。
そしてその自分の行動の原理はすべてなのはだ。
敵だった人。実力行使をしてまで話をしようとした人。自分の不注意で心身に傷をつけてしまった人。
それから誰よりも何よりも大事な、人。
この世界を覆い尽くさんとする暗闇なんて、薙ぎ払ってやる。
なのはを悲しませるものなんて何一つあっちゃいけないんだ。
世界の誰もが敵になって立ち塞がってきたとしても、自分だけは彼女の元へ。
剣になれずとも、せめて盾に。
だから、お願いだから。
もう泣かないで――。
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