幸福の在処 序章       2007/09/06

――目次
一章 / 二章 / 三章 / 四章 /五章 /六章 / 番外編


「幸福の在処」の始まり。わりとどろどろな話です。
一応序章で関係が分かるようにはしてあるんですが、文章力不足ゆえわかりにくいかも。
「なのは⇒はやて⇒フェイト⇒なのは」前提でやってくのつもりです。なのはメイン。
いつものようになのはは吐き捨てるほどもてますが、自分には珍しくはやてがなのはの事を想っていません。苦手な方はスルーをお願いします。

それでは続きよりどうぞ。



 幸福の在処  序章


 三人の少女がいた。
 決して交じり合うことのない三人。
 初めは敵同士だった三人。
 だけれども、相手の優しさに触れて、お互いに向き合うようになった三人。
 それは砂糖が熱湯に溶かされていく姿に酷似していて。
 時間が経って、冷やされていけばすぐにまた凝固してしまう。

 金色の死神は白い悪魔に心を奪われ、しかし悪魔は黒い天使に堕落させられ、天使は死神に魅せられていた。
 死神と悪魔は一緒に暮らしている。誰よりも近い存在であったのに、悪魔にとって死神はよき友人でしかない。悪魔は正反対の天使しかみていなかった。悪魔の笑顔にただ沈められていくだけ。救い上げられることなどない。
 もちろん天使は悪魔の笑顔などに振り向きはしない。天使は死神の、その金の輝きさえあればよかったのだから。
 だから天使は死神の身体だけでも貪ることにした。死神もそれを受け入れた。もう悪魔が自分をみてくれないことに衰弱さえ感じていたのだ。そのこと悪魔は知らない。
 だからこそ、この偽の友人関係は成り立っていたといえた。
 崩したのは天使。放棄したのは死神。悪魔は一途に天使を見詰める。
 幸福の在り処を見つける者は、さて誰だろう。

 ――幸福の在処

 皆が目指すとは限らない――

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